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2006年5月29日 (月)

ヨーロッパの旅・6

続きです・・・

 他の仲間達も唖然とした。
「大丈夫・・時子は英語できるから・・」
 私の口からはそんな言葉しか出てこなかった。彼女達は電車が動き出してすぐに気がついただろう。問題はその後である。彼女達の判断にかけるしかない。出発した電車は、本来乗るはずの電車と途中まで同じ路線を通る。もしそれに気付けば、何処かの駅でその電車に乗り込むことができるだろう。あと30分の間にここへ戻ってくる電車はないらしい。
 私達の乗る電車がホームに入ってきた!!
 とりあえず、何らかの手段を使って戻ってくるかもしれない四人を、私達は出発まで待ってみることにした。
 私達の電車の出発のベルが鳴り響く!!もしかしたら、この駅まで戻って次の電車に乗り込む可能性がある・・・。添乗員が一人駅に残ることとなった。彼は次の電車に乗り込む。昔この地に住んでいた彼なら一番安心だ!・・私達は一足先にフィレンツェへ向かうことにした。電車は5人の席を空けたまま駅を出発した。
「次の駅に四人がいれば・・」
 かすかな希望しか無かった。つぎの駅に四人がいなければ、あとはホテルに連絡が入るのを待つしかない。・・・電車が止まった。全員が窓から顔を出して叫ぶ!。もちろん私も叫ぶ!!。
「時子ー!」 何の返事も返ってこない。
「時子ー!」 自分達の声だけがホームに鳴り響く。・・・返事は無い。
 電車は又一つ駅を出発した。次の駅でも、その又次の駅でも同じ事を繰り返した。・・・しかし、結果は同じだった。
 私達は連絡が入ることを願って、そのままフィレンツェへ向かうことにした。

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