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2006年6月 9日 (金)

ヨーロッパの旅・14

 ルーヴル美術館といえば「モナ=リザ」である。これを見ずして帰るわけにはいかない。ヨーロッパの美術館は、絵画や彫刻など、ほとんどの美術品の写真撮影が可能である。特別な場所とフラッシュ撮影のみが禁じられている(15年以上前はそうでした・・今は分かりません)。その場でイーゼルを立て、絵の具を広げて写生することも許されている。昨日も、目の前のオルセー美術館では、学生が何人も写生をしていた(今は分かりません)。観光客はそんな中で美術品を鑑賞する。
 『モナ=リザ』はそんな場所をくぐった所にあった。ガラス張りの中に置かれている。周りは人、人、人、人、人だかりだった。そんな事は承知の上だった。絵画のサイズが小さい事も分かっていた。・・・しかし何故か感動がなかった。本物を目の前にして、私は冷静だった。
「ふーん・・・これかこれか・・・ふーん・・・」
 確かに人だかりは邪魔だった。でも普通、もう少し興奮してもいい筈である。・・・しかし私には、ただの一枚の絵画としてしか映らなかった。期待が大きすぎたのか何なのか、それは自分にも分からない。
 私はじっくり眺める事もなく、その場を通り過ぎた。
「私には『睡蓮』の方が良かったみたいだな・・・」
 それが私の感想だった。オランジュリー美術館の「睡蓮」は目に焼きついて離れなかった。円形の部屋から出るのさえおしく、中央に置いてある椅子に腰掛け、しばらく動けなかった。
 『モナ=リザ』・・・誰もが知っていて誰も知らない、レオナルドが生涯死ぬまで手放さなかったという名画・・・。「そんな人だかりがあったな・・・」と、私は心の中に残しておこうと思った。

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